初心者がやりがちなNG配色とその回避法
初心者がやりがちなNG配色とその回避法
「なんだか素人っぽい…」
せっかくチラシやSNS画像を作ったのに、イメージ通りに仕上がらず悩んでいませんか?
その原因の多くは“配色”にあります。
実は、色の選び方ひとつでデザインの印象はガラリと変わりますし、配色が間違っていると見にくく、安っぽい印象さえ与えてしまうこともあります。
今回は、店舗オーナーさんや広報担当者さんに向けて、初心者がやりがちなNG配色と、その回避法を、実例とともにわかりやすく解説します!
1. NG配色その1:色を使いすぎる
「カラフルなら目立つはず!」と赤・青・黄・緑…と詰め込むと、逆にごちゃごちゃして読みづらくなります。
見る人の視線が分散し、伝えたい情報がぼやけるのです。
✅ 回避法:基本は3色以内に絞る
メインカラー・サブカラー・アクセントカラーの3色を決めるのが基本です。
色数を減らすと統一感が出て、洗練された印象になります。
2. NG配色その2:文字と背景のコントラスト不足
「グレー背景に薄いグレー文字」など、背景と文字が似ていると読みにくく、視認性が落ちます。
これはアクセシビリティの観点でも大きな問題です。
国際基準(WCAG)では、文字と背景のコントラスト比は4.5:1以上が推奨されています。
✅ 回避法:背景と文字の差をはっきりつける
白背景に黒文字や黒背景に白文字など、高コントラストな組み合わせを意識しましょう。
無料の「コントラストチェッカー」ツールも活用すると便利です。
3. NG配色その3:原色ばかりの派手な色
「目立つなら原色!」と強い赤・青・黄ばかりにすると、子ども向けのような安っぽい印象に。
ブランドイメージともずれてしまいます。
✅ 回避法:トーン(明るさ・鮮やかさ)を揃える
例えば、パステル調でまとめる、落ち着いたダークトーンでまとめるなど、トーンを意識することで統一感が生まれます。
4. NG配色その4:ブランドカラーを無視する
ロゴや看板のカラーと全く違う色を使うと、印象が統一されず、ブランドの認知もされにくくなります。
✅ 回避法:ブランドカラーをベースにする
お店やサービスのロゴや看板に使われている色をメインにして、それに合うサブカラーを選びましょう。
5. NG配色その5:流行色をそのまま使う
「今はピスタチオグリーンが流行っているから…」と流行色を取り入れるのは悪いことではありません。
しかし、自分のブランドやターゲットに合わない色だと、違和感を与えてしまうことも。
✅ 回避法:ターゲットとブランドに合うか確認する
流行よりも、お客様に伝えたいイメージやブランドの方向性に合った色を選びましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. 3色以上使うのはダメですか?
A. 必ずしもダメではありませんが、初心者は3色以内にまとめると統一感が出やすいです。
Q2. コントラスト比って何ですか?
A. 文字と背景の明暗差を数値化したものです。4.5:1以上が読みやすさの目安とされています。
Q3. 無料で使えるカラーパレットってありますか?
A. はい、Coolorsなどの無料ツールで、簡単におしゃれな配色が作れます。
Q4. モノクロでも素人っぽくなりませんか?
A. 逆にモノクロはプロっぽく見える場合もあります。配色のルールを意識すれば十分です。
Q5. 印刷と画面では色が変わるって本当ですか?
A. はい。印刷物はCMYK、画面はRGBという色の仕組みが異なるため、多少変わります。印刷時は必ず試し刷りをしましょう。
まとめ
デザインの印象は、色選びで決まると言っても過言ではありません。
初心者が陥りやすい配色の落とし穴を避けるだけで、見違えるような仕上がりになります。
- 色は3色までに
- 背景と文字の差をはっきり
- トーンを揃える
- ブランドカラーを活かす
- 流行よりブランドに合う色を
もし、配色に悩んでいる方や「やっぱりプロに任せたい」という方は「広デザ」にお問い合わせください。
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