文字詰めひとつで印象UP!タイポグラフィの基本
文字詰めひとつで印象UP!タイポグラフィの基本
「せっかく作ったチラシやSNS画像なのに、なんとなく素人っぽい…」
そんなお悩み、ありませんか?
その原因は「文字詰め(タイポグラフィ)」かもしれません。
どんなに素敵なフォントや配色を選んでも、文字の間隔や行間、余白が整っていないと、全体がチグハグで野暮ったく見えてしまいます。
この記事では、タイポグラフィの最新ガイドラインに基づく、文字詰めの基本とポイントをもわかりやすく解説します!
1. 文字詰めって何?
「文字詰め」とは、文字と文字の間隔や行間、周囲の余白を調整して、読みやすく美しい文字組みにすることです。
AdobeやMonotypeなど世界的なフォントメーカー、さらにW3Cのアクセシビリティガイドラインでも、文字詰めは「可読性を高める重要な要素」とされています。
2. 文字詰めの基本ポイント
✅ 文字の間隔(カーニング)
文字と文字の組み合わせによってできる「隙間」を均一に見えるよう調整します。
特に「T」と「o」や「A」と「V」などは自動だと不自然な空きができやすいため、見出しやロゴでは必ず微調整しましょう。
✅ 全体の字間(トラッキング)
カーニングが文字ごとの間隔調整なのに対し、トラッキングは全体の文字間の詰まり具合を調整すること。本文や段落でバランスを整えます。
✅ 行間(ラインスペース)
行間が狭いと読みにくく、広すぎるとまとまりがなくなります。
W3CのWCAG 2.2では、文字サイズの1.5倍以上の行間が読みやすさの目安とされています。
例:文字サイズ12ptなら、行間は18pt程度。
✅ 文字と枠の余白
文字を端ギリギリまで配置すると窮屈で野暮ったい印象になります。
上下左右に十分な余白を確保することで、情報が整理され、高級感が出ます。
3. 文字詰めでここまで変わる!
文字詰めを意識するだけで…
- 読みやすさが格段に向上
- 視覚的に情報が整理されて見える
- 信頼感や高級感が出てプロっぽい仕上がりに
デザインの印象が見違えるのです。
よくある質問(FAQ)
Q1. 文字詰めは毎回調整しないとダメ?
A. 特に見出しやロゴは毎回調整が必要です。本文は一度適切な設定にすればOKです。
Q2. スマホでも文字詰めは意識するべき?
A. はい。スマホは画面が小さいので、特に行間や余白が狭いと読みづらくなります。最低1.5倍の行間を目安にしましょう。
Q3. 自動カーニング機能だけで大丈夫?
A. デザインソフトの自動カーニングは便利ですが、微調整しないと不自然になることもあります。見出しなどは必ず目視で確認を。
Q4. 文字を詰めすぎるとかっこいいですか?
A. 詰めすぎは読みづらさや圧迫感につながります。適度なバランスが大切です。
Q5. おすすめのフォントと組み合わせは?
A. 見出しには力強いゴシック系、本文には読みやすい明朝系が定番です。書体に応じて文字詰めを調整するのもポイントです。
まとめ
文字詰めを意識するだけで、見た目の印象は大きく変わります。
細かい部分ですが、それこそが「プロっぽいデザイン」と「素人感」の差なのです。
- 文字と文字の間隔(カーニング)を整える
- 全体の字間(トラッキング)も調整
- 行間は文字サイズの1.5倍以上
- 余白を十分にとる
もし「文字詰めのやり方がわからない…」「もっと見やすく印象的なデザインにしたい!」という方は、
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