レイアウトが劇的に良くなる“グリッドデザイン”入門
レイアウトが劇的に良くなる“グリッドデザイン”入門
「せっかく作ったチラシやバナーが、なんだか素人っぽい…」
「頑張って配置しても、まとまりがなくて見づらい…」
そんな悩みを抱えていませんか?
実は、プロっぽいデザインは“センス”だけで作られているわけではありません。
そのカギは、世界中のデザイナーが活用しているグリッドデザインにあります!
この記事では、グリッドデザインの基本と最新の知見を、初心者向けにわかりやすく解説します。
1. グリッドデザインとは?
グリッドデザインは、紙面や画面を「見えない線」で等間隔に区切り、その線に沿って文字や写真を並べるレイアウトの手法です。
この技法は、20世紀のタイポグラフィの巨匠ヨゼフ・ミューラー=ブロックマンの名著『Grid Systems in Graphic Design』でも紹介され、雑誌やポスター、Web、アプリUIまで幅広く使われています。
ちなみに、Web業界では「CSS Grid Layout」という技術がW3Cの標準として2019年に勧告されています。これはグリッドデザインの考え方をそのままWebに応用したものです。
2. グリッドデザインのメリット
- バランスが整う
見えない「基準線」に沿うことで、要素が整列し、視覚的に心地よいバランスが生まれます。 - 統一感が出る
各要素の位置や余白が揃うため、統一されたプロらしい印象に。 - 作業が速くなる
基準があるので迷わず配置でき、制作効率が上がります。
3. グリッドの基本ルール
📌 ① 縦列(カラム)を決める
紙面や画面を等間隔で2列、3列、4列に分けるのが基本。初心者は3列程度が扱いやすいです。
📌 ② 均等な余白(マージン)を保つ
左右上下の余白は均等に。これだけでも見た目がスッキリ整います。
📌 ③ 要素はグリッドに沿わせる
テキストや写真の端を、見えない線に揃えるのがコツです。
4. 無料ツールでも使える
「プロのツールがないと無理なのでは…?」
ご安心ください。CanvaやFigma、Adobe Expressなど無料で使えるツールにもグリッド表示機能が搭載されています。
手書きの場合は、方眼紙を使えば同じ効果が得られます。
5. 最新トレンド:レスポンシブ対応
最近では、スマホやタブレットでも見やすいレスポンシブグリッドが主流です。
Webデザインでは「CSS Grid Layout」「Flexbox」といった技術で柔軟なレイアウトが可能になっています。
よくある質問(FAQ)
Q1. グリッドって見えないのにどう使うの?
A. デザインソフトのガイド線表示機能を使えば、見えないグリッドが見えるようになります。
Q2. 何列に分けるのが正解?
A. 正解はありませんが、紙媒体なら3〜4列、バナーなら2列が目安です。
Q3. 写真は必ずグリッドに沿わせるべき?
A. 基本は沿わせるのが理想ですが、アクセントとして一部ずらすのもテクニックの一つです。
Q4. 手書きデザインでもグリッドは使える?
A. はい。方眼紙などを使えば同じ効果が得られます。
Q5. スマホ対応にも役立ちますか?
A. はい。レスポンシブグリッドを意識すると、どのデバイスでも整ったデザインになります。
まとめ
グリッドデザインを取り入れるだけで、デザインの完成度は格段に上がります。
バランスの悪さや素人感は、センスではなく「ルール」を知らなかっただけかもしれません。
- 縦列を決める
- 余白を均等に
- グリッドに沿って配置
- 無料ツールや方眼紙で練習
- スマホ対応も意識
もし「グリッドの作り方がわからない…」「もっと見やすいデザインにしたい!」という方は、
広デザにお問い合わせください。
あなたのデザインをプロの視点でブラッシュアップいたします!





