LINE公式アカウントのリッチメニュー改善|押される配置・文言・導線のチェックリスト

LINE公式アカウントを運用していて、「友だちは増えたのに予約・問い合わせが増えない」「リッチメニューがほとんど押されない」と感じていませんか?

リッチメニューは、LINE公式アカウントとのトーク画面下部に表示される“近道”で、外部サイトや予約ページへの導線として活用できます。
一方で、PC版LINE(macOS/Windows)では表示されないため、スマホ前提で設計しないと改善がズレます。

この記事では、まず公式仕様(画像・ラベルなど)を押さえた上で、押される配置・文言・導線をチェックリスト化し、計測→改善でタップ率を上げる実務手順をまとめます。

目次

LINEリッチメニューの役割と「押されない」理由

リッチメニューは“トーク画面下部のナビ”

リッチメニューは、トーク画面下部に表示されるメニューで、予約・問い合わせ・料金ページなどへ誘導する「案内板」の役割を持ちます。つまり「飾り」ではなく、友だち追加後の行動(予約/相談/確認)を決める導線です。

PC版LINEでは表示されない:スマホ前提で設計する

リッチメニューはPC版LINEでは表示されません。したがって、

  • スマホでの可読性(文字サイズ/余白)
  • 親指で押しやすいボタンの大きさ
  • 押した先の読み込み速度/フォームの入力負荷

を前提に設計します。

まず仕様を押さえる:作っても表示・反応しない原因を潰す

画像サイズ・形式・容量の要件

リッチメニュー画像は、管理画面の案内に従うのが確実です。一般的には、

  • 画像サイズ:2500×1686(Large) または 2500×843(Compact)
  • 形式:PNG/JPG
  • 容量:1MB以下

といった要件が案内されています。仕様に沿っていないと、見え方や動作でつまずきやすくなります。

アクションラベルの制約(URL/クーポン等)

URL・クーポン等のアクションではラベル入力が必須になるなど、設定上の制約があります。ラベルが曖昧だと「押した先が想像できないボタン」になり、タップ率が下がりやすくなります。

(補足)APIではタップ領域を細かく設計できる

Messaging APIを使う場合、タップ領域(エリア)を細かく設計できます。ただし、ボタン数を増やすほど迷いが増える傾向があるため、次章の「優先順位設計」が重要です(ケースによります)。

改善の結論:タップ率は「配置×文言×導線」で上がる

1タップ目で“何が起きるか”を明確にする

押されるメニューの共通点は、押した瞬間に先が想像できることです。

  • 「予約する」→予約へ
  • 「料金を見る」→料金へ
  • 「無料相談」→相談へ

逆に「メニュー」「詳細」「サービス」など抽象語は迷いを増やし、タップ率が下がりやすくなります。

優先順位の決め方:売りたい順ではなく“迷いを減らす順”

売りたいものを並べるより、ユーザーが次に取りたい行動を並べる方が成果に繋がりやすいです(ケースによります)。

  1. 今すぐ行動:予約/相談
  2. 不安解消:料金/流れ/FAQ
  3. 比較材料:事例/実績/選び方
  4. その他:SNS/採用/会社情報

配置のチェックリスト(押されるレイアウトの作り方)

主ボタンは1つ:それ以外は補助輪にする

「全部大事」は「全部押されない」になりやすいです。まずは主ボタンを1つに絞ります。

  • 主ボタン:1つ(予約 or 無料相談 など)
  • 準主ボタン:2つ程度(料金/流れ)
  • 補助:FAQ/事例/アクセス等

2段目は不安解消(料金/流れ/FAQ/事例)に寄せる

2段目は“迷いを消す”エリアです。問い合わせ前の不安(料金・所要時間・準備物・当日の流れ)を置くと、主ボタンが押されやすくなります。

業種別の配置例(店舗/サロン/BtoB)

  • 店舗:予約/メニュー/アクセス/FAQ/クーポン
  • サロン:予約/空き状況/料金/施術の流れ/注意事項
  • BtoB:無料相談/資料請求/事例/料金の考え方/FAQ

文言のチェックリスト(タップされるボタンコピーの型)

動詞で始める・短く・誤解を残さない

ボタン文言は「名詞」より「動詞」が強い傾向があります。

  • × サービス案内
  • ○ サービスを見る / 内容を確認

短いほど良いのではなく、短くて誤解が少ないが正解です。

目的別テンプレ(予約/相談/料金/事例/FAQ)

  • 予約:予約する / 空き状況を見る / 予約方法(初めて)
  • 相談・問い合わせ:無料相談する / まず相談(10分) / 質問する
  • 料金:料金を見る / 料金の目安 / プラン比較
  • 事例:事例を見る / 実績まとめ / お客様の声
  • FAQ:よくある質問 / 初めての方へ / 当日の流れ

NG例:抽象語・専門語・自社目線

  • 「詳細」「メニュー」「サービス一覧」など抽象語だけで終わる
  • 専門語(例:ソリューション)で一瞬で理解できない
  • 根拠の提示が難しい過度な表現(信頼性を損ねやすい)

導線のチェックリスト(リンク先で離脱させない)

外部に飛ばす前に、LINE内で分岐させる(ケースによる)

外部遷移で離脱が起きやすい場合、LINE内で軽い分岐を挟むと次の行動が進みやすいことがあります。

  • 初めて/2回目以降
  • メニュー選択/スタッフ選択
  • 店舗予約/オンライン相談

予約導線は「メニュー選択」から詰まりやすい

意外と詰まりやすいのは「いつ」より「何を予約するか」です。日時選択へ直行させるより、

  • メニュー一覧(短い)
  • 所要時間
  • 料金目安

を先に見せる方が予約が進みやすいケースがあります。

計測→改善のやり方(最短PDCA)

“全部変える”は失敗:1点だけABする

一気に変えると何が効いたか分かりません。1回の改善は1点だけにします。

  • 文言だけ変える
  • 配置だけ変える
  • リンク先だけ変える

症状→原因→打ち手(早見表)

症状 よくある原因 まずやる打ち手
全体的に押されない 主ボタン不在/情報過多 主ボタンを1つに絞り大きく
主ボタンが押されない 文言が曖昧/先が不安 動詞+結果が分かる文言へ
料金は押されるが予約されない 不安が残る 料金の近くに「流れ/FAQ」
FAQは押されるが問い合わせが来ない 次の導線が弱い FAQ末尾に「相談」導線

よくある質問(FAQ)

Q1. ボタン数は多いほど良いですか?

ケースによります。増やしすぎると迷いが増えるため、主ボタンを1つ決めて優先順位を見せる方が押されやすいことが多いです。

Q2. 主ボタンは「予約」と「相談」どちらにすべきですか?

目的次第です。来店・施術が前提の業種は予約、比較検討が長いBtoBは無料相談/資料請求が機能しやすい傾向があります。

Q3. クーポンは入れた方がいいですか?

ケースによります。短期の来店促進には有効ですが、通常導線(予約/相談)が埋もれない配置にし、条件や対象が分かる文言にするのが重要です。

Q4. 外部リンクに飛ばしても大丈夫ですか?

問題ありませんが、遷移先が重い・入力が長いと離脱しやすくなります。まずはLINE内で分岐/確認を挟む設計も検討すると安全です(ケースによります)。

Q5. 改善はどれくらいの頻度で行うべきですか?

最初は月1回程度で「計測→1点変更→再計測」を回すのがおすすめです。キャンペーンがある場合は期間に合わせて切り替えルールを作ると運用が安定します。

まとめ

LINEリッチメニュー改善は、デザインの好みではなく迷いを消す設計です。主ボタンを1つ決め、補助ボタンで不安を解消し、文言は動詞で短く、導線は“次の一歩”が分かる形に整える。最後に計測して1点ずつ改善する——これが最短ルートです(ケースによります)。

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